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僕のゲイの生き方

自分らしく生きる方法

就活をするゲイに伝えたいこと

どうも、chuckと申します!

25歳のゲイで、フリーランスのweb系エンジニアをしております。

 

今回は、就活・仕事・会社について若いゲイの方に向けて書いてみます。タイトルには「就活をするゲイ」とありますが、なるべく若いゲイ全般に向けて書いていきます。

仕事に就く上で、何かしらの参考になれば幸いです。

 

 目次 

 

筆者について

まず僕自身について。

4年制の大学で経済系の学位を取得しました。残念ながら就活はしていません。合同説明会や就職セミナーのようなものには参加しましたが、ESを書いたり面接を受ける段階までは進みませんでした。

というのも、僕は1年留年しており、1周遅れで就活する気にはなれなかったためです。

 

代わりにしたことは、プログラミングの独学でした。大学5年次にプログラミングを学び始め、プログラマのアルバイトを始め、そのままその会社に正社員として入社しました。

 

なのでこの記事では、就活自体よりも会社や仕事、キャリア形成について書いていきます。

 

就活の話

とは言え、まずは就活について触れなければいけませんね。おそらく読者さんの一番の関心事なのだから。

 

就活ってなんでしょう 

そもそも就活とは何でしょうか。

おそらく最もシンプルな答えは、内定を得ることです。

 

もし大学卒業後に働きたいと思ったら、内定を得る必要があります。そのために履歴書を書いて、面接を受けて、筆記試験を受けなければいけません。

でも、言ってしまえばただそれだけのこと。無駄に焦ったり、空回りする必要はありません。仕事を得るということだけに集中すればいいのです。

 

就活と転職の違い

さて、就職が終わったら転職活動が待っています。「最初の会社で3年は頑張ろう」なんて時代は終わり、転職のタイミングは年々早まっています。

僕自身、1社目の在籍期間は1年間。より実力の付く環境を求めて、社会人1年目の終わりに転職活動を始めました。

 

就活と転職の違いを挙げるならば、武器があるかどうかです。

転職活動においては、職歴をベースに戦略を立てます。今までやってきた業務や身につけたスキルが、転職活動での武器となります。

 

では、就活はどうでしょうか。

就活をする学生には武器なんてほとんどありません。

 

部活動、アルバイト、ボランティア、海外旅行…正直な所、それらはとてもささいなものです。転職における職歴やスキルは具体的で即戦力になるもの。それらと比べると、学生が為してきたことなど、人事の目から見てとても小さななものです。

それでも、日本企業は若くて無垢な学生を欲しがります。そこで人事が見るのは、その学生のポテンシャルです。

ボランティアをしたこと自体は、問題ではありません。なぜボランティアをしたのか、ボランティアをした結果どのように考えたのか。そちらの方が重要です。

行動の動機や、反省というのは、人間のポテンシャルが顕在化するところだからです。

 

そういった事を臆することなく、自分の言葉で言えたならば、就活は怖いもの無しだと思います。

 

インターンは有効

ただし、部活動やボランティアとは一線を画すネタがあります。それは企業でのインターンです。

ここでのインターンとは、就活時における短期インターンではありません。それは単なる企業の宣伝である場合が多いです。それに大企業のインターンに参加したところで、それは減点法を免れるためだけのもの。

「あなたはうちのインターンを受けていませんが、何か理由があったのですか?」

落としたい学生がインターンを受けていないとなれば、都合の良い不合格理由になります。そういう意味では、行きたい企業以外の短期インターンは無意味に近いと思っています。

 

一方で長期インターンは非常に有効です。特に1ヶ月以上のインターンがオススメです。企業の中でどっぷりと浸かって働くことができれば、ある程度のスキルが付きますし社会人の雰囲気を学ぶことができます。

 

正直な所、誰にでもできるような仕事はあまりオススメしません。例えば飲食店のアルバイト。筆者自身、飲食店で3年もの間アルバイトをしていましたが、今にして思えばあまり役に立ってはいません。それは単なる金稼ぎでしかなかったなあという印象です。

 

文系の職種で言えば、営業・広告・マーケティング・プログラミングあたりがオススメです。専門的なスキルが付く職種が良いでしょう。

 

長期インターンの見つけ方

では、どのようにして長期インターンを見つければ良いのでしょうか。

残念ながら「長期インターン」で検索しても、有効な結果は得られないでしょう。おそらく、企業の宣伝のようなインターンがヒットするはずです。

 

インターンの本質とは、それなりの期間、企業に身を置いて、学ばせてもらうことです。つまりそれが達成できれば、なんだって良いのです。つまり長期インターンとは、ほとんどアルバイトと同義といって問題ないでしょう。

インターンであろうと、アルバイトであろうと問題ありません。「XXという会社でXXという職務を担当して、XXを学んだ」と説明できれば良いのです。

 

就活に限らず、言葉や形式に囚われすぎていると本質を見誤ります

 

まずは求人サイトを見てみましょう。

 

j-sen.jp

 

「東京都」と「デジタル・クリエイティブ系」で絞り込み、「未経験OK」と「週3からOK」の条件を付け加えてみます。

 

f:id:chuck0523:20170321180442p:plain

 

2017/03/21現在、64件もの求人がヒットしました。

各々の求人を見てみると、「学生歓迎」「シフト制」「週3 1日4時間〜」「未経験歓迎」という言葉がたくさんあります。

 

これらの求人は、「長期インターン」で検索してもヒットしません。しかし少し工夫すれば学生が応募できる専門的な仕事は充分見つかります。

企業だって若い子の方が好きですし、きっと選考で有利になるはずです。そしてもし良い企業だったならば、きっと可愛がってくれて一生の思い出になるはずです。

 

後は経験を積んで、就活ではありのままを話せば良いのです。

 

ホワイトカラーの職場を経験しておいた方が良い

さて、上記の求人はほとんどがオフィス勤務でした。さらに専門職でしたら、人を相手にする必要は減ります。

学生ができるアルバイトというのは、現場仕事で人相手の場合が多いです。もちろんそういう仕事が好きな人もいるでしょう。ただし、長期に渡って通用するようなスキルを身に着けたいなら、落ち着いて働けるホワイトカラーの職場がオススメです。

  • 好きな時間に休憩を取れる
  • 息抜きに雑談することができる
  • スキルの習得が勤務時間に含まれる

などなど。

こういう世界を知らないまま大人になると、キツイ職場が当たり前だと思い込み搾取されてしまう可能性があります。

 

長期インターンのメリットの1つは、こういったホワイトなオフィスワークを経験できるところでしょう。

 

やりたいことがない人こそインターン

さて、インターンのくだりに時間をたくさん割いてしまいましたが、もちろんインターンは必須ではありません。

貴重な学生時代を遊びに充てたい!どっぷりと研究をしたい!

それらは、もちろんOKです。

企業によっては、そのような純粋なエネルギーを持った人はある意味で魅力的でしょう。それはある種のポテンシャルを含んでいるからです。

 

ただし、自分の知り合いを見てみると、「やりたいことが無い」「何をやりたいのか分からない」と言った学生が多数派であるように思います。

そういった学生にこそ、長期インターン、あるいは専門的なアルバイトがオススメです。

やりたいことは無からは生まれません。赤を知ったからこそ、反対の青を見てみたい。あるいは似たような黄色を経験してみたい。そのように思うのです。やりたいことを感じるには起点が必要です

 

長期インターンは色々な大人と出会うチャンスですし、何よりスキルが付いてお金がもらえます。それに仕事内容に魅力を感じたならば、そのまま就職するのだってアリです。

ぜひ、やりたいことが無い学生こそ、長期インターンをしてみてほしいと思います。

 

業界・職種選び

さて、就活においては、業界・職種を選ぶ必要があります。もちろん、これは就活生に限った話ではなく、転職をする人にも当てはまります。転職に際して異業種への挑戦を考える人は少なくありません。

 

つまり、どの業界・どの職種を選ぶのかというのは就活に限らず、仕事を得る際の必須条件となります。

 

もし、行きたい業界や就いてみたい職種があるのなら、是非やってみるべきです。例え、実際にはフィットしなくても若い内はいくらでも修正が効きます。

しかし初めての仕事選びで、既に業界・業種が決まっている人はむしろ少数派かもしれません。その場合、なるべくベターな業界で、なるべくベターな職種を選ぶことをオススメします。

 

ベターな業界・職種

ベターな業界とは何でしょうか。それは、将来性・柔軟性・盤石性のある業界だと筆者は考えています。

将来性はいわずもがな、将来的にマーケットが大きくなっていく可能性の高い業界です。そのような業界では、人が多く採用されて、投資が多く為されて、良い雰囲気が醸成されやすいです。人材・ソフトウェア業界は将来性があると言えそうです。

 

柔軟性のある業界は、リベラルな人が多く集まります。エンターテインメント・美容・芸能業界は柔軟性が高そうです。おそらくLGBT当事者が多いでしょうし、悩みや本音をシェアできる同僚が見つかるかもしれません。

 

盤石性の高い業界は、金融・自動車・公務員などでしょうか。そのような業界で安定したポジションを獲得して幸せに生きているゲイの知り合いが何人もいます。

 

個人として成長したいなら将来性を、楽しみたいなら柔軟性を、安定したいなら盤石性を選ぶと良いと思います。

いづれも、ゲイとして生きていく上で必要な要素だと思います。

 

ベターな職種については、業界毎に職種が異なるのでなんとも言えませんが、インターンのくだりで書いたように、専門性のつくような職種がオススメです。

 

不合格でも落ち込まないで

聞くところによると、就活生のエントリ数の平均は33社だとか。多いですね。

 

kenjasyukatsu.com

 

きっとあなたは少なからぬ企業から不合格をもらうことになるかもしれません。でも、どうか落ち込まないでほしいです。

内定を取れない場合には、本人の問題ではなく外的要因が作用することもあるからです。

  • 自分よりも的格な就活生がいた
  • 企業との相性が良くなかった
  • 人事に見る目がなかった

など。いづれにせよ、悩んでも仕方ないことがこの世にはたくさんあります。

大切なことは、次に備えることです。がむしゃらに突撃することではなく、ちょっと戦略を変えてみること、適切な休憩を挟むこと、それらも大切な備えです。

 

LGBT・ゲイの就活

LGBT就活

最近では、LGBT就活なんて言葉があります。LBGTの学生が就活において自分らしく、会社を探すことができること。

それは素晴らしいことだと思います。

 

job.mynavi.jp

 

life.letibee.com

 

LGBTである以前に1人のゲイ

ただし、LGBTという枠組みに固執しすぎるのもどうかなと思います。

僕らは、LGBTである以前にゲイです。LGBTというのは静的マイノリティの寄せ集めであり、ゲイとトランスジェンダーでは全く違った悩みを持っていたりします。まずは、ゲイとしての自分が何をしたいのか、どのような会社に入りたいのかを考える必要があると思います。

 

例えば、同じゲイでも、社交的なゲイと、内向的なゲイがいるかと思います。(僕はどちらかと言えば後者なのですが)

社交的なゲイにとっては、社内がLBGTにフレンドリーであることが大切かもしれません。一方で内向的なゲイは、会社との付き合いは最低限にしてプライベートの時間を大切にしたいと思うかもしれません。

 

あくまで、LGBT就活の仕組みを活かしつつ、イベントに参加しつつ、自分の個を忘れないでほしいなと思います。

 

カミングアウトはするべきか

さて、「ゲイの就活」において問題となりそうなのが「カミングアウトをするべきか」。僕自身は就活をしていませんが、求職の面接においてはカミングアウトはしていません。

 

そもそも就活の面接においては、ゲイという情報は期待も想定もされていません。突如カミングアウトしたのならば、「なぜこの人は突然そんなことを言ったのだろう」「どう反応していいか困った」と言った感想を持たれることでしょう。

 

さらに合同面接ならなおさら。他の就活生を含めて、その場に混乱をもたらすことは容易に想像できます。

 

ビジネスの会話において、発言には動機や目的が必要です。

最低限、なぜゲイであると言ったのか、明確にしておく必要があります。

 

「私はゲイですが、就労に際してマイナスにならないか不安です」

「私はゲイですが、御社で嫌な思いをしないでしょうか」

 

これならば、面接官も何とか答えられるはずです。

 

そしてその答えは十中八九以下の通りでしょう。

 

「問題ありません」

 

なぜなら、日本企業においてはLGBTであることを理由に差別されることなどほぼ無いからです。

だから面接でのカミングアウトは、するべき・しないべき以前にする必要が無いのです。もしするならば、それは個人的な自己満足で終わる可能性が高いです。

 

そしてカミングアウトしない方が良い最大の理由は、あなたがカミングアウトに慣れておらず、成功体験が少ないかもしれないからです。ただでさえ緊張する面接の場。カミングアウトというリスキーでセンシティブな話題は、避けるべきです。

 

どうしてもゲイであることを伝えたい、知ってもらわないと気が済まないという場合、書面で伝えるか、カジュアルな場で話すことをオススメします。

書面(メール)ならば、推敲して準備することができますし、口頭での伝達よりも緊張は少ないはずです。その際は、「口頭では申し上げにくいため…」と言った説明が必要です。

あるいは、面接官と面接以外で一緒になり、雑談をするような雰囲気になった時もチャンスかもしれません。そのレベルの雰囲気・会話ならば、おそらくカミングアウトはそれほど不自然ではないはず。面接以外の場において、面接官から見たアナタは1人の可愛い学生です。悩みを打ち明ければ、真摯に考えてくれるはずです。ただし「ゲイなんだけど、どう生きていけばいいか分からない」これは論外です。それは度を超えています。「ゲイなんだけど、会社でうまくやっていけるか不安がある」これくらいに留めておいたほうが良いでしょう。

 

覚えておくべきことは、企業から見たら「ゲイであるということ」は些細なことだということ。(もちろん本人にとってはあまりに大きな属性ですが)

そして面接は、就労を軸にしたお互いの見極めの場であるということ。

 

「自分がゲイだからちょっとだけ生きづらいこと」と「会社は仕事をして利益を上げていく場であること」は別次元。切り分けて考える必要があります。

 

就活の本質

ここまでの話をまとめると、就活の本質とはつまり「仕事を得ること」です。自分に合った業界で、自分に合った仕事をするための求職活動。ただそれだけのことです。

LBGTである以前に1人の人間です。自分のやりたいこと、合ってそうな環境を見極めましょう。カミングアウトはくれぐれも慎重に。

 

大学を卒業して、企業に入社すると、長いキャリア人生が始まります。全員が一斉にESを書いていたのがウソだったかのように、それぞれの道はバラバラに広がり始めます。

 

  • 1つの企業で出世を繰り返してポジションを高めていく道
  • 転職を繰り返して専門性を高めていく道
  • フリーランスとなり自分のリズムで働く道
  • 仕事人キャリアを降りて新しいことに挑戦する道

 

生き方は様々です。

就活は単なる入り口に過ぎません。どうか、必要以上に気負わずに冷静に取り組んでみてください。

 

ゲイとして働くこと

さて、ココからはゲイとして働くことについて書いていきます。

 

個人的な経験について

筆者自身は、1度の転職を経て2社を経験しました。小規模のIT企業と、中規模の上場web企業でした。

1社目では、年齢層が高く保守的な空気があり、とてもカミングアウトする気にはなれませんでした。それでも、ファーストキャリアとなるこの会社では、アルバイトから入社したこともあり、スキル的には大変お世話になりました。

2社目の会社は、1社目とは別世界でした。300人の社員は若い人ばかりで、僕は何人かの同僚にゲイだと伝えました。1度も拒絶されることなくすんなり受け要られました。

しかし、程なくして僕は手応えを感じていないことに気づきました。自分以外にはゲイを発見することはできなかったので、常に孤独を感じていたし、ゲイ的な話をすることは皆無でした。

就職の際には、ゲイであることは大した問題ではないのに、長く働くとなったらそれはじわじわと影響を及ぼします。

 

全体的なLGBTフレンドリーよりも、たった1人のゲイの同僚

あくまで推測になってしまいますが、LBGTフレンドリーな会社でもそれは同様なのではないかなと思います。

欧米諸国と比べると、日本人はLBGTに無関心だと言われます。自分の2年間の会社員生活は身をもってそれを体験するものでした。

 

会社がLGBTフレンドリーでなくても良い。たった1人でもゲイの同僚がいたら、もっと楽だったのに。そう考えざるを得ません。

でも、マイノリティであるとはそういうことだよなあと納得感はあります。

 

フリーランスを選んだ自分

結果的に自分はフリーランスの道を選びました。幸いなことにフリーランスの仕事をいただくことができたので、会社員を卒業しました。

今では、全体の中での孤独を感じることなく自分らしく働けていると思います。

 

ちなみに、コラムニストの英司さんという方が以下の記事を書いています。

 

genxy-net.com

 

とても読みやすく、納得感があり勇気づけられる記事だと思います。ただし同時に、英司さんはとても強い人なのだなとも感じてしまいました。

多分、多くのゲイが英司さんのようにノンケ社会の中で強く生きているのでしょうね。

 

自分は我慢強いタイプではないので、早々にフリーランス化してしまいました。どちらの生き方も正解だと思います。

 

相談等

最後になりますが、1人のゲイとして、僕はいつでもあなたの味方です。

もし困っていること・悩んでいることがありましたら、連絡してみてください。

 

連絡は、GmailTwitterからどうぞ。

 

chuckinthestar@gmail.com

 

twitter.com

 

あなたが素晴らしいキャリア人生を歩めますように、心から祈っています。